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覚え書きです。

山口・島根の記録的豪雨なぜ? 日本海上の「寒冷渦」が原因

山口・島根の記録的豪雨なぜ? 日本海上の「寒冷渦」が原因

2013.7.28 22:50天気・気象
http://sankei.jp.msn.com/images/news/130728/dst13072822530010-n1.jpg
濁流が流れ込んだ山口県萩市中小川地区の集落=28日午後6時11分、共同通信社ヘリから

 山口、島根両県で発生した記録的な豪雨について気象庁は28日、「予想を超える大雨となった」と説明。日本海の上空5千メートル付近に、移動速度が遅い「寒冷渦」と呼ばれる低気圧が発生し、中国大陸からの暖かく湿った空気が、低気圧の周囲を回り込むように流れ込んだのが要因という。

 気象庁によると、寒冷渦は上空の偏西風が南に蛇行し、切り離されて停滞。大陸からの湿った空気は反時計回りに中国地方に流入、山脈にあたるなどして急激な上昇気流が発生したと考えられる。短時間の局地的な集中豪雨は「ゲリラ豪雨」とも呼ばれ、いずれも上昇気流で発達した積乱雲がもたらすという。

 局地的豪雨は今月に入って相次いで発生している。18日には山形県鶴岡市で1時間に64・5ミリの激しい雨を記録。同県のほぼ全域に土砂災害警報が出されたほか、26~27日には岩手県宮城県など東北地方の一部地域で、豪雨による避難指示が出された。
 気象庁は東北地方の豪雨も、日本海上の寒冷渦が原因と分析。少なくとも29日も気圧配置は変わらないため、「東日本を含む各地で局地的豪雨が発生する可能性がある」として、注意を促している。