☆ 5月10日（土）日本気象協会創立記念日
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5月10日松下幸之助一日一話（松下幸之助.COM)
熱意あれば
人の上に立つ指導者、管理者としての要諦というものは、いろいろ考えられるけれども、その中でも最も大事なものの一つは、熱意ではないかと思う。非常に知恵、才覚において人にすぐれた首脳者であっても、この会社を経営しようということに熱意がなければ、その下にいる人も、「この人の下で大いに働こう」という気分になりにくいのではないだろうか。そうなっては、せっかくの知恵、才覚もなきに等しいものになってしまう。みずからは他に何も持っていなくても、熱意さえ保持していれば、知恵ある人は知恵を、力ある人は力を、才覚ある人は才覚を出して、それぞれに協力してくれるだろう。
【コラム】筆洗
2014年5月9日東京新聞TOKYOWeb
▼五十年ほど前、北海道洞爺湖町にある縄文時代の貝塚から、際立った特徴のある人骨が見つかった。歯などから若い女性と分かったものの、脚と腕の骨があまりに細いのだ▼恐らく幼少期にポリオ（小児まひ）に感染し寝たきりになったが、二十歳前後まで生きたと考えられている。四千年前の親たちも、歩くこともままならぬ我が子を、懸命に支え続けたのだろう
▼人類はこの恐ろしい感染症に苦しめられてきたが、その歴史に終止符が打たれつつある。予防接種の普及で患者は急減し、世界保健機関（ＷＨＯ）は一九八八年、根絶に取り組み始めた。ついに感染が根強く残る国はパキスタン、アフガニスタン、ナイジェリアのわずか三カ国となり、根絶まであと一歩と思われていた
▼しかしＷＨＯは五日、緊急事態を宣言した。感染がイラクなど十カ国に拡大し、いま歯止めを掛けねば、ポリオが再び世界中を襲い始めかねないと警告している
▼最も深刻なパキスタンでは、予防接種に携わる人がイスラム武装勢力に殺される事件が多発し、接種を拒否する動きすら広がってきた。米情報機関がウサマ・ビンラディン殺害作戦の際、人道的な接種活動を装って彼の所在を確かめようとしたからだと、米国の国際支援団体は非難していた
▼目的のため手段を選ばぬ軍事行動の後遺症がいま、子どもたちを危険に追いやっているのか。
【社説】東京新聞TOKYOWeb
山の遭難多発 入念な準備が命を守る
2014年5月9日
五月の大型連休中は各地で山の事故が相次ぎ、少なくとも十六人が亡くなった。登山は楽しいレジャーだが、遭難のリスクを忘れるべきではない。命を守るには入念な準備が欠かせない。
標高三千メートルを超える北アルプス奥穂高岳で遭難した八人パーティーは山岳会に所属する冬山登山経験者だった。悪天候の予報のなか登山を続け、低体温症や疲労で動けなくなった。
春山は天候が安定していると暖かい陽気になるが、悪化すると雪が降り夜は氷点下になる場合がある。冬山に逆戻りする怖さがあり、冬山装備のベテランといえども遭難のリスクは高まる。天候やメンバーの技量・体調の把握を常に心掛ける必要がある。
鳥取県の大山で救助された四人は防寒着や食料をほとんど持っていなかった。必要な装備を持たない登山はそれだけで危険を招くと肝に銘じてほしい。
滑落による事故も多い。特に下山中に多い。登山はバランスを崩しやすい下山が難しいといわれる。登頂した安心感から気も緩みやすい。細心の注意を払いたい。
登山ブームが続き、遭難者数は増加傾向だ。警察庁によると二〇一二年の遭難者数は二千四百六十五人で、統計の残る一九六一年以降最も多い。四十歳以上の中高年の遭難が全体の七割を超える。
遭難しないためには技量・体力に合ったコースと装備を選ぶことが基本だ。それにはまず自分の技量を知る必要がある。
実は事故は滑落・転倒より道迷いが四割強と最も多い。登山道の整備が不十分なことがある比較的低い山で起きやすい。道迷いを防ぐには地図とコンパスが必需品である。現在位置を把握する読図技術も求められる。高い山ではないと甘くみるべきではない。
登山届の提出も大切だ。登山ルートやメンバー、装備内容などを記入し、登る山を管轄する警察に出しておくと、遭難時に捜索を迅速に行える。最近は、インターネットでも出せる。届けの作成で自ら登山計画を考え、緊急時の対応などを事前に想定できる。
だが、全国の警察が把握した大型連休中の遭難事故のうち八割が未提出だったことは残念である。群馬、富山県が提出を条例で義務付けている。岐阜県も過料を科す条例を検討している。重要な“命綱”だけにやむを得ないが、登山者自身がもっと活用してほしい。
準備から既に登山は始まっていると考えたい。
昨日のカープ
カープVメール
９日マツダスタジアム、カープ３―２中日、勝ち投手篠田３勝２敗、セーブ・ミコライオ11Ｓ 詳しくは中国新聞朝刊で
☆ 今日も暑くなりそうです、皆さまにとって良い一日でありますように ☆
