nk2367nkの日記

覚え書きです。

今日のコラム

☆12月16日は電話の日
1890年の今日、東京-横浜間で初めて電話が開通しました。

お早うございます。今日もお立ち寄りありがとうございます。☆



12月16日 松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

大義名分

古来名将と言われるような人は、合戦に当たっては必ず「この戦いは決して私的な意欲のためにやるのではない。世のため人のため、こういう大きな目的でやるのだ」というような大義名分を明らかにしたと言われる。いかに大軍を擁しても、正義なき戦いは人びとの支持を得られず、長きにわたる成果は得られないからであろう。

これは決して戦の場合だけでない。事業の経営にしても、政治におけるもろもろの施策にしても、何をめざし、何のためにやるのかということをみずからはっきり持って、それを人びとに明らかにしていかなくてはならない。それが指導者としての大切な勤めだと思う。
 
 
 
【コラム】筆洗

2014年12月15日 東京新聞TOKYOWeb
 
▼「鶴八鶴次郎」や「愛染かつら」の川口松太郎は酒の上があまりよくなかったのか、八代目桂文楽芸談「あばらかべっそん」にひどい場面がある

▼ある日、たいそう酔い、同じ会合に居合わせた文楽師匠に「なにか聴かせろよ」とねだった。仕方なしに一席を演じ、下りてきた文楽に川口が吐いた言葉が痛烈である

▼「おい文楽君、君なんざ巧(うま)くもなんともないんだよ。だけどねえ、いまだれもほかにねえだろう。ねえから君を巧いというよりしようがないじゃないか」

▼昨日の衆院選自民党が政権を守った。野党は今回の選挙で自民党にとって代われる有力な選択肢になり得ていたか。酔った川口の文句ではないが、有権者の中には「自民なんざあ」と思いつつも「ほかにねえから、しようがないじゃないか」という判断もあっただろう。「まし」の選択である

▼野党は自民党の「この道」に対抗できる、効果的で現実的な「あの道」を用意し、世間を説得できなかった事実を直視するしかない。不意打ちの解散だろうと、この世界では言い訳にならない。戦術や巧妙さにおいても、自民党の相手になれなかった

▼さて、文楽は川口の言葉をどう受け止めたか。その通りだと思ったそうだ。さらに精進もした。自民党には有利な日程で勝てる選挙でもあった。それを忘れ、独断で国を動かせば「まし」の魔術は一瞬にして消える。


☆今朝は曇り空です。予報は雨です。今日も皆様にとって良い一日で有りますように。☆☆