nk2367nkの日記

覚え書きです。

今日のコラム

☆ 11月13日はうるしの日 日本漆工芸協会が1985(昭和60)年に制定。

お早うございます。今日もお立ち寄りありがとうございます。☆


11月13日 松下幸之助一日一話 (松下幸之助.COM)

部下に使われる

一般に、形の上では指導者が人を使って仕事をしているようにみえるが、見方によっては指導者の方が使われているのだとも言える。だから、口では「ああせいこうせい」と命令しても心の奥底では、「頼みます」「お願いします」さらには「祈ります」といった気持を持つことが大事だと思う。そういうものを持たずして、ただ命令しさえすれば人は動くと思ったら大変なまちがいである。指導者は一面部下に使われるという心持を持たねばならないのである。こうした心境があって、はじめて部下に信頼される大将になり得るのである。

特に大きな組織、集団の指導者ほど、この心がまえに徹することが必要だと言えよう。
 
【コラム】筆洗

2014年11月12日 東京新聞TOKYOWeb
 
▼燃料が不足してきた列車を走らせ続けるにはどうするか。米喜劇のマルクス兄弟の映画「マルクスの二挺拳銃」(一九四〇年)にこんな場面がある

▼客車をぶっ壊し、木片を燃やして、走り続ける。列車がどうなっても、客が困っても知ったことか。とにかく走ればいい。本来の目的を見失った「でたらめさ」が笑いになる

▼列車のギャグはバスター・キートンの二番煎じだが、政治も同じギャグにならったとは言い過ぎか

▼永田町がきな臭い。年内の衆院解散・総選挙の可能性があるという。政権運営の燃料ともいえる支持率が不足してきたので、解散に打って出て、走り続けたいということか。安倍さんとしては前回の総選挙ほど勝てないまでも政権を失うほど負けないという計算があるのかもしれない

▼いつの総選挙にも大義名分や国民の審判をあおぐべきテーマが用意されるものだが、現段階では、どうもはっきりしない。消費税やアベノミクスの成果という人もいるが、降ってわいた急展開の中では「大義」というよりも「言い訳」にしか聞こえまい

▼解散権は首相にあるとはいえ、仮に野党の準備の整わない、この時期の解散となれば、安倍政権の事情による安倍政権のための解散と見る人もいるだろう。列車を走らせるため燃やそうとしているのは、選挙本来の目的、大義。それに加えて、政治の「品性」かもしれない。


【社説】
公的年金改革 高齢者の貧困を防げ

2014年11月12日
 

政府は厚生年金、国民年金などの改革議論を進めている。給付水準を抑制する仕組みを強化することが柱だが、最低所得保障である基礎年金の目減りによる、老後の貧困を防ぐ手だてが必要だ。

年金改革は五年に一度の財政の長期見通しを受け、議論が開始された。政府は来春の通常国会への関連法案提出も視野に入れる。

見直しの柱が給付水準を抑制する「マクロ経済スライド」という仕組みの見直しだ。年金額は物価や賃金の変動率に応じ、毎年改定される。物価の上昇分から少子高齢化を考慮した分(1・1%程度)を差し引く同制度は二〇〇四年の改革で導入された。

ただ、物価が下がるデフレ下では、マクロ経済スライドは発動しないため、実施されたことはない。これをデフレ下でも実施できるよう、強化しようとしている。例えば1%物価が下がれば、金額は2%超下がることになる。

「将来世代の給付水準を上げる」(厚生労働省)ことが狙いだが、問題は全国民が共通して加入する基礎年金の水準低下だ。

年金財政の長期見通しによると、基礎年金の水準は約三十年後、約三割下がる。現在、四十年加入で一人あたり月約六万四千円なので、現在価値に割り戻すと四万五千円程度になる。基礎年金のみの国民年金加入者は全体の三割弱。こんな額で老後の所得保障機能は果たせない。

また、加入期間が短く五万円未満の受給者も三割超いる。見直しは、低年金者の生活に大きな打撃を与えることになる。

厚労省は基礎年金底上げのため、加入期間を五年延長し、六十五歳までとすることも検討する。だが、六十代前半で保険料を払える人がどれだけいるのか。

高齢化で、医療、介護保険料も上昇し、自己負担引き上げも、次々と押し寄せる。年金受給者の実質手取り額はどんどん減る。

六十歳以上の生活保護受給者の割合は年々増加し、全体の五割を超えている。高齢者の貧困拡大が近い将来、顕在化すると専門家らは指摘する。

貧困を拡大させないために、税で賄う「最低保障年金」のような制度の創設や、困窮した高齢者向けの住居手当など新たなセーフティーネットが必要ではないか。併せて、保険料や自己負担を低所得者は大幅に軽減する。

年金、医療、介護の各制度を横断的にみて、老後の所得保障を早急に点検すべきだ。
 

☆ 今朝は良く晴れています。今日も皆様にとって良い一日で有りますように。☆