nk2367nkの日記

覚え書きです。

今日のコラム


☆ お早うございます。今日もお立ち寄りありがとうございます。☆

3月17日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

修養に場所を選ぶな

 人は若い間の心がけのいかんにより、後にずいふん差の生ずるものである。もし若い時代に自己実力の養成に励まず、修養に努めなかったならば、必ず後年、後悔するときがくると思う。

 しかるに若い人の間で「この仕事は自分の性分に合わない、あの主任の下ではどうも働き甲斐がない」と、不足をもらす人がある。これは自己中心の物の考え方の弊害であろう。

 真に自己の適所を見出すまでには、いろいろな経験を積まなければならない。また性格、意見の異なった指導者の下で自己を磨くことによってこそ、かえってよりよく修養が得られるものであることを、深く知らなければならないと思う。


【コラム】筆洗

2014年3月16日東京新聞TOKYOWeb

▼真面目な正義の人。どんな役柄にもそんな印象が強く残っている。俳優の宇津井健さんが亡くなった▼「ザ・ガードマン」や山口百恵さんと共演した「赤い疑惑」など、昭和のテレビドラマの歴史に大きな足跡を残した

▼「赤い運命」(一九七六年)の子どもを取り違えられてしまった父親の役を覚えている。宇津井さんに対し、敵役の三国連太郎さんが何と憎らしかったことか。みけんにシワを寄せる宇津井さんの深刻な芝居や、ドラマの分かりやすい展開を思い出すと、昭和の日々が戻ってくる

俳優座養成所で同期の仲代達矢さんは「暗い役が多い自分に比べ、明るく健康な青年を演じていた」と回想する。なるほど、仲代さんの「凄(すご)み」や、同じ三一年生まれの高倉健さんの背負った「苦悩」「忍耐」や勝新太郎さんの「色気」「狂気」。いずれも宇津井さんは持ち合わせていない

▼宇津井さんの良さは迷いのない「善」である。堅苦しいほどの正しさ。良い夫で良い父親。苦しくとも真面目に生きていれば、きっと幸せになれる。いいことが待っている。そんな宇津井さんの役柄は成長期の昭和という時代全体が醸し出す空気にぴたりと合っていた気がする

▼何が正しいのか。これからどうなっていくのか。価値や方向さえも分かりにくい現在にあって、宇津井さんの死が無性に寂しい。どうも後ろばかりを振り返らせる。

☆ 今日も皆様にとって良い一日で有りますように ☆