nk2367nkの日記

覚え書きです。

今日のコラム


8月13日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

投資をしているか

 書物によると、太閤秀吉という人は馬の世話をする係になったとき、主人である織田信長が乗る馬を立派にするために自分のわずかな給料をさいて、にんじんを買って食べさせてやったということです。これは一つの誠意ある投資だと思うのです。

 そこで、みなさんは投資をしているかということです。そのように、いったんもらった給料を会社へまた献金する必要はありませんが、しかし自分の知恵で投資するか、あるいは時間で投資するか、なんらかの形で投資するという面が自分の成長のためにも必要だと私は思うのです。またそれくらいのことを考えてこそ、一人前の社員と言えるのではないでしょうか。



2013年8月13日天声人語(OCN*朝日新聞デジタル

天声人語

▼ほてりを残す夜の空に、天の川が美しい。盆休み、都会を離れた静寂の中で眺める人もおいでだろう。仰ぎつつ、宇宙の無限と悠久にわが身の小ささを思えば、逆におおらかな気分がわいてくる

▼14億4千万キロの彼方(かなた)から見た地球を、米航空宇宙局の土星探査機カッシーニが送ってきた。漆黒に浮かぶ一粒の点。なるほど、こんなところに住んでいますか、私たちは。水の惑星は、点ながらにうっすらと青い

土星の軌道からの写真には、かの星のリングが光の帯となって写る。特徴的な輪は地球から望遠鏡を覗(のぞ)く子どもたちの人気の的だ。その輪を観測したイタリア生まれの天文学者の名をもらって、探査機は地球を飛びたった

▼これまでで最も遠くからの地球の写真は、太陽系を去りつつある探査機ボイジャー1号が、約60億キロ先から振り向いてパチリと撮った。1990年のことだ。そんな遠方からも、地球は青くとらえられた

▼地上に戻れば、昨夜から今日の未明にかけて、ペルセウス座流星群が見ごろだった。音もなく流れる光の筋に、ささやかな涼を味わった方もおられよう。このところの猛暑はついに国内最高気温を塗り替えて、青い星が沸騰するような日が続く

▼流星群は明後日ごろまで見られるという。星が流れたら、消えないうちに「秋、秋、秋」と願いを三度唱えようか。宇宙の時は悠久だが、夏から秋へ、冬から春へ、暑さ寒さは地球の時間が連れ去ってくれる。首を長くして、やさしい季節を待ちわびる。