nk2367nkの日記

覚え書きです。

今日のコラム


☆ お早うございます、今日もお立ち寄りありがとうございます ☆


2月6日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

正しい国家意識を

昨今の国際情勢は、一方で“世界は一つ“と言いつつも、その一方で各国が過度の国家意識に立ち、自国の利害を優先してしまうため、対立や紛争が一向に絶えない。

それでは日本はどうかというと、反対に国家意識がきわめて薄いため、かえって問題が起こっているようである。個人でも正しい自己意識、人生観を生み出し、自主性を持って生きていってこそ、そこにはじめて他の人びとに対しても、おごらず、へつらわず、仲よくつき合っていけるわけである。国でも同じである。国民が正しい国家意識を持ち、他の国ぐにと交流していくことが大切であろう。“過ぎたる”もいけないが、“及ばざる”もいけない。


【コラム】筆洗

2014年2月5日東京新聞TOKYOWeb

▼江戸の昔の人たちは、いろいろなものに美や色っぽさを発見したようだ。「目病み女に風邪ひき男」。オツな病気として女性は目の病、男は風邪と挙げている

▼女性が赤い布で目をちょっちょっと押さえる姿が色っぽく映ったという。熱に目を潤ませた男が「熱があっていけねえや」とかすれ声を出せば、世話狂言の二枚目となる

▼こっちの方は深刻である。インフルエンザが猛威をふるう。「警報レベル」の地域も増え、流行のピークが迫る

▼医者にかかって寝ているしかないが、患えば、気弱になる。「誰か」にいてもらいたくなるものだ。ちょっとの熱にもうめく人もいるが、あれは、「誰か」に甘えて心細さを解消しているのだろう。覚えがある。「誰か」にうめくと、少しは楽になる

良寛和尚だって「誰か」にうめきたかった。<寒熱 早々として別れ/血脈 混々として乱る>。一人暮らしの良寛には病の辛(つら)さを隠さず訴える詩や歌がいくつもある。中野孝次さんが書いている。「苦しい、心細いと歎(なげ)き歎き、自分の弱さをさらけだして、ようやく(病を)凌(しの)いだのである」(『風の良寛』)

良寛のように孤独にインフルエンザの病状にうめいている一人暮らしの方、特に高齢者が心配である。困っている人の「誰か」になる。そんな人こそ美しく、二枚目で、鯔背(いなせ)なのだろうが。と世間をちょっとおだててみる。

☆ 今日も寒いですが、皆様にとって良い一日で有りますように ☆