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朝日新聞デジタルニュース

大鳥居、亀裂に小銭差し込み 厳島神社「やめて」

2013年12月9日19時30分
http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20131209001561_commL.jpg柱に入った亀裂に、観光客が挟んだ小銭。老朽化に拍車がかかる可能性も=広島県廿日市市宮島町
 【山本孝興】広島・宮島の世界遺産厳島神社広島県廿日市市宮島町)の大鳥居に、観光客が次々と硬貨を差し込み、神社が頭を悩ませている。大鳥居の老朽化が進む恐れがあるため神社は定期的に取り除いているが、再び次々と差し込まれるいたちごっこが続いている。

 厳島神社推古天皇即位元年(593年)の創建と伝えられる。現在の大鳥居は8代目で、1875年に建立。高さ16メートルで、樹齢500~600年のクスノキを使った主柱2本と、添え柱4本で支えている。硬貨は柱に自然にできた亀裂や隙間に差し込まれ、大半が1円玉や10円玉だ。中には外国の硬貨もある。

 神社によると、観光客が独自に始めた習慣で、以前から大鳥居の下の海面に観光客がさい銭代わりに投げ込む習慣はあった。宮島の観光客は、神社ゆかりの平清盛がNHK大河ドラマで放映された影響などで、昨年初めて400万人を突破。神社や宮島観光協会によると、観光客が増え、さらに差し込まれる硬貨が目立つようになったという。
 観光に来て、柱に5円玉を差し込もうとした兵庫県の会社員女性(37)は「何となく。この柱を見てそういう風習なのかなって」と語り、差し込むのをやめた。厳島神社の担当者は「定期的に取り除いているが、なくならない。柱の負担が大きいのでやめて頂きたい。市と相談しながら啓発活動を考えている」と話す。